コンセプト・オブ・ハピネス アニッシュ・カプーアの崩壊概論
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コンセプト・オブ・ハピネス アニッシュ・カプーアの崩壊概論

なぜ人類は文明化していくほどに野蛮化するのか?
飼い慣らされた「幸福観《euphoria》」に内在している野蛮とは何なのかという命題を掲げ、文明と野蛮の対立を両義的なアプローチによって浮かび上がらせていく役割が今日ほど芸術に求められている時代はない。人類は先史時代から現代に至るまで、常に蒙を啓いて発展を続けてきた。
その中で「自然」や「野蛮」と対峙し、「文明」や「理性」を獲得してきたはずである。
しかしその発展の先に人類が行き着いたのはファシズムの台頭、ユダヤ人迫害、世界大戦、労働者の無力化、市場で取引される画一化した大衆文化であった。
戦後以降、グローバル化した現代社会において、「文明」と「野蛮」のテーマ性は、政治・哲学的イデオロギーでは映し出せないほど複雑な様相を呈している。
本展覧会では、「文明」と「野蛮」を対立構造で捉えずに多様なテクニックと知性を用いて作品化している英国のアーティスト、アニッシュ・カプーアの新境地を表象する最新作品を紹介することとなる。また、出品される作品は、すべて世界初の発表となる。

参考文献
「啓蒙の弁証法」著者マックス・ホルクハイマー/テオドール・アドルノ
(原題:Dialektik der Aufklarung:Philosophische Fragmente)
「感覚の論理-画家フランシス・ベーコン論」著者 ジル・ドゥルーズ

会期:2017年10月20日(金)~11月26日(日) 11:00~20:00
会場:EYE OF GYRE (GYRE 3F 東京都渋谷区神宮前5-10-1/tel:03-3498-6990)
キュレーション:飯田高誉
アートディレクション+グラフィックデザイン+インスタレーション(ビル吹き抜け部):長嶋りかこ(Village®)
主催:GYRE
制作協力:SCAI THE BATHHOUSE/Anish kapoor Studio
協力:HiRAO INC

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